アンフィールドの収容率は98%!吹田スタジアム観戦から見たサッカー文化の違い
8/15ガンバ大阪vsコンサドーレ札幌の試合を観に行ってきました!結果はガンバ大阪が試合終了間際に追い付かれ1-1のドロー。降格争いをしているガンバ大阪としては勝点3がすぐそこに見えていただけに非常に悔しい結果でした。
私自身、普段Jリーグは観ないのですが、新設された吹田サッカースタジアムに一度は行ってみたいと以前から思っていたので初体験を果たすべく、今回観戦に訪れたというわけです。
正式名称:パナソニック スタジアム 吹田
収容人数:40,000人
色々な媒体で事前情報は入っていましたが、サッカー専用スタジアムだけあって、まず観戦し始めてすぐに感じたことは臨場感がすごいこと。
座った場所はメイン側上層の席で、決して良い席というわけでは無いと思うのですが、上層にもかかわらず実際の距離以上にピッチを近く感じることが出来、角度も適切で、迫力たっぷりの90分間を味わうことが出来ました。
これまで色々なスタジアムで観戦してきましたが間違いなく国内で最もサッカー観戦に適したスタジアムだと思います。
それもそのはずで、このスタジアムは欧州の14ヶ所のスタジアムを参考にして設計したものらしく、国内では珍しくピッチとスタンドが近い距離間(タッチラインまで7m,ゴールラインまで10m)を意識して作られています。これはイングランドのスタジアムでもよく見られる設計です。
久しぶりのサッカー生観戦でしたが(前回は長居スタジアム)、今回の吹田スタジアムでの観戦が大満足だったので、近々またガンバ大阪のホームゲームを観に行こうかと早速考えています。
ただ唯一残念だったのは40,000人という収容人数の多さからか空席が目立ってしまっていたこと。
この日の観客数は21,203人で約半分程しか埋まっていない状況。(2018/8/15時点での平均観客数が22,241人・収容率55.6%)スタジアム新設前の2015年は16,003人だったので1.4倍に増えている状況ではありますが、普段リバプールの満員の試合を毎試合観ている私としては少し寂しい気もしました。
ちなみにイングランドプレミアリーグの収容率は各国リーグの中でも特に高い95.4%。
(17-18シーズン・2018年4月スペインメディア「デポルテス&フィナンザス」が発表)
他4大リーグの中のブンデスリーガは91.1%、リーガ・エスパニョーラは70%、セリエAは62.3%。
このデータから、特にプレミアリーグは国民からも、おそらく他国の観光客からも愛されているリーグということが改めて分かりますね。
では、リバプールはどうでしょうか。
ホームスタジアムであるアンフィールドの平均入場者数は53,177人で収容率はなんと”98.4%”です。ただ、それでもプレミアリーグ全体では6位。
1位は意外?にもニューカッスルのホーム、セントジェームズパークの”99.2%”。ニューカッスルは熱狂的なサポーターが多いと言われていますが、それが収容率の面に直結しているということですね。
(2位スウォンジー99.1%、3位マンU99%、4位ブライトン98.8%、5位チェルシー98.6%)
サッカー文化が100年以上続いているイングランドと25年のJリーグとは築いてきた歴史の厚みが異なるとは言え、いつか日本でもJリーグでプレミアリーグに引けを取らない、スタジアムが毎試合満員の観客が入る盛り上がりを見たいものです。
今季リバプール中盤3人のベストチョイスは?
今季は大型補強によりリバプールの中盤が非常に厚くなりました。
現状スタメンに名を連ねる候補としては、昨季から在籍するヘンダーソン、ミルナー、ワイナルドゥム、ララーナ、チェンバレン、今季加入のナビ・ケイタ、ファビーニョ。
チェンバレンは昨季からの怪我でしばらくは出場出来ませんので、6人の中から3人をクロップ監督はチョイス可能な状況です。
また、シャキリも前線3トップの控えがメインになるかとは思いますが、おそらく中盤のポジションで出場する機会もあるでしょう。
昨季の終盤はチェンバレンをはじめ、怪我をした選手が多く、ギリギリの選手層でやりくりしていました。その頃を考えると現状のメンバーの豊富さは願っても無い状況です。
そこで、リバプールにとって理想的な中盤のスタメンはどの3人なのかを考えてみました。
まず、アンカーのポジションはヘンダーソンだと思います。ファビーニョの能力が未知数ということはありますが、ヘンダーソンの運動量はもちろんのこと、長短のパスの使い分け、視野の広さ、ピッチを広く使った展開力などリバプールの前線三枚を活かす上で重要な役割を担っています。
昨季ミルナーやワイナルドゥム、ユヴェントスに移籍したエムレ・チャンなどがこのポジションをやる機会もありましたが、チーム全体に攻撃のメリハリを付け、変化をつけるようなプレイを望むことは出来ませんでした。そういった意味でヘンダーソンは代わりがきかない選手と言えるでしょう。
次にその前の2枠は、ナビ・ケイタとワイナルドゥムだと考えています。
ナビ・ケイタは開幕戦でリバプールというビッククラブで活躍できることを存分に証明してくれました。前々回のブログの開幕戦レビューでも書きましたが、ボールコントロールに優れ、運動量も豊富、ボールを持った時の縦への意識も高く、ボールをもらうときのポジショニングも的確。
何よりも感じたのが、ボールを持った時に取る選択が毎回的確であること。まだ始まったばかりなので評価するのは時期尚早だとは思いますが、23歳の若い選手なはずなのにベテランのようなプレイぶりを見せてくれました。ナビ・ケイタが今季リバプールを支えてくれる選手になると大いに期待出来るプレイ内容でした。
もう1枠のワイナルドゥムに関しては、期待も込めています。開幕戦を見る限りではミルナーが一歩リードであると言えるでしょう。
ただミルナーは既に32歳。ミルナーが毎回スタメンをはるようであればリバプールの未来にとっては望ましいものであるとは言えません。
このポジションの選手であるワイナルドゥムや先述のナビ・ケイタ、離脱中のチェンバレンはこれから長くリバプールを支えていかなければいけない選手です。
ミルナーであれば後半途中からの出場でもしっかりと流れを変えてくれるベテランとしての役割を十分にしてくれるでしょう。
ワイナルドゥムの特徴としては、ミスが少なく、球離れが良く、正確な短いパスを簡単に捌き、試合のリズムを生んでくれます。ヘンダーソンともナビ・ケイタとも違うタイプで、好不調の波も少ない計算が出来る選手です。
ヘンダーソンは中盤の後方から攻守のバランスをとりながら試合の流れに応じたプレイを選択する司令塔の役割。
ナビ・ケイタは前線三枚の近いところでプレイし、得点を演出する役割。
ワイナルドゥムは中盤他2人の選手の間でリズムを作る役割。
それぞれ異なるプレイスタイルの選手を配置することでチーム全体が活性化すると考え、三名を選びました。
いずれにしても、昨季ではこのようなことを悩むことも出来なかったので、今季のリバプールは嬉しい悩みを抱えてる状況と言えるでしょう。
初戦快勝のリバプールに慢心は無い!昨シーズンの悔しさを晴らすシーズンの幕開け
初戦は監督交代&大型補強を進めたウェストハム相手に4-0!
前評判通りの圧倒的な強さを見せてくれました。しかし、まだシーズンは始まったばかり...
リバプールは例年、下位チーム相手の取りこぼしが多いことが最大の弱点と言われています。いわゆるBIG6相手にはいつも善戦し、勝ち切る強さがあるにもかかわらず、下位チーム相手にはなぜか気の抜けた試合をしてしまうことがあり、昨シーズンはBIG6の中で引き分けの数が最も多いチームという結果でした。
長いシーズンの中で、良い内容のゲームもあれば悪い内容のゲームもあるのがリーグ戦の常であり、どんな試合でも最後に勝ち切れることが本当の強さだと感じています。そして、そのような勝点3を積み上げられるチームが実際にプレミアリーグを制覇しています。
昨季優勝したマンチェスターシティは別格でしたが、その前のチェルシーやレスターも今日は調子がいまいちだなと思っても、終わってみれば最後は勝ち切り、それをリーグ戦38試合通して続けた結果、最後はプレミア覇者の称号を得ることができています。
やはり、優勝するチームの必須条件は“安定感”。今シーズンのリバプールに最も求められるものだと思います。
今シーズン優勝の本命はマンチェスターシティとリバプールだと言われており、初戦の内容から世間では更にその見方は強まっています。リバプールファンとしてはそういった見方をされることはとても喜ばしいことなのですが、逆にそれがチームの慢心に繋がり、例年のような勝点の取りこぼし状況が発生し、シーズンが終わってみればいつもと同じような結果だったとなるのが怖いものです。
そのような状況を察してか、リバプール監督であるクロップはウェストハム戦後、このように述べ、チームを引き締めています。
「もちろん我々は大きな期待を持っている。非常に良い雰囲気の中でのプレシーズンを過ごせ、ポジティブな結果を残せた。しかし、選手たちはこのシーズンが信じられないほど難しいものになると分かっている。私が言えることはこれだけだ」
「我々は“チャレンジャー”だ。なぜなら私が知らないほど前から…少なくとも私がここに来て以降、我々は何も手にできていない。我々はまだまだ戦わなければならない。これが我々自身が自分たちに期待していることだ」
「ウェスト・ハムは間違いなく良いシーズンを送れるだろう。しかし、彼らはユナイテッドやシティではない。彼らももちろんこのことを理解しているし、我々だって理解している。だから毎週、毎週新たな挑戦の準備をしなければならない」
さすがクロップ!
もしかしたらチーム自体はファンが思っている以上に長いシーズンを冷静に見据えているのかもしれません。
昨シーズンはチャンピオンズリーグ決勝で悔しい想いを経験し、今シーズンこそはと躍起になっている選手も多いことと思います。
補強もしっかり行なったことでチーム内には選手間の良い競争原理が働き、それをシーズン通して名将クロップが上手くコントロールしてくれれば結果的に良いシーズンを送れるのではないかと大いに期待しています!
サラー弾&マネ二発のリバプールが開幕4発完勝スタート!
リバプールvsウェストハムの開幕戦(アンフィールド)は4-0!!
プレミアリーグ優勝を期待する今季のスタートとしては文句無しのスタートを切ってくれました。
今日のスタメンは•・・
GK アリソン
DF アーノルド、ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン
MF ミルナー、ワイナルドゥム、ナビ・ケイタ
FW サラー、フイルミーノ、マネ
ヘンダーソンはやはりW杯の影響で合流が遅れたこともありベンチスタート。新加入のアリソンとナビ・ケイタが早速のスタメン起用。前線は”最恐3トップ”が開幕から揃う豪華布陣!
試合を通してミルナーは32歳と思えない運動量でピッチを縦横無尽に走り回り、2点目は”これぞミルナー”というタッチライン際ギリギリからのアシスト!...流石です。
そのミルナーと同等かそれ以上に目立っていたのが新加入のナビ・ケイタ!
ボールコントロールに優れ、運動量も豊富、ボールを持った時の縦への意識も高く、ボールをもらうときのポジショニングも的確。今シーズンはリバプールの前線3人をこの人が活かしてくれると期待が持てる活躍ぶりでした!
ウェストハムはほとんどシュートが無かったので新加入のアリソンの見せ場は有りませんでしたが、随所に足元の器用さは見せてくれました。シュートを打たれる機会が多くなるビッグマッチの試合時に真価が問われることと思います。
今シーズンもバロンドール級の活躍をしてほしい昨シーズンプレミアリーグ得点王のサラーが先制点。
昨シーズン迄、コウチーニョが着けていた背番号10を受け継いだマネが2発。
怪我が無ければサブとしてこれ以上無い切札であるスターリッジの得点。
シーズンの幕開けとしては決めて欲しい役者達がしっかりと決めてくれた理想的なゲーム!!
今シーズンはやはり、やってくれる年になるだろうとますます期待が持てる90分間でした。
プレミアリーグ第1節の試合が全て終わり、リバプールは単独1位。幸先の良いスタートです!
やはりライバルはマンチェスターシティになりそうな感じですね...
リバプール開幕戦 予想スタメン
ついに本日8/12にアンフィールドでウェストハムとの開幕戦を迎えます!
相手のウェストハムは今回の移籍市場でラツィオからアンデルソン、ドルトムントからヤルモレンコ、アーセナルからウィルシャーとルーカス・ペレス、そしてコロンビア代表カルロス・サンチェスなど実力者を次々に獲得し、大型補強を実現したチームです。
そして、監督は数年前までマンチェスターシティを率いて優勝に導いたマヌエル・ペジェグリーニが就任。攻撃的志向なサッカーを好む監督が、大型補強を敢行したチームをどこまでまとめられるのか。ファンの期待も多いだけに結果を必ず出さなければならない状況。今季プレミアリーグ注目ポイントの一つです。
そういった意味では大型補強をして移籍市場を盛り上げた2チーム同士の対戦という見方ができます。ただ、昨年CLの決勝まで進出し、ポジティブなサッカーが出来ているリバプールと、途中で監督が交代し、結局思うようなシーズンが送れなかったウェストハムとでは今回の補強の意味合いは大きく異なります。
いずれにしてもウェストハムにとっては選手の陣容が厚くなり、監督も変わったことで希望に満ちたシーズンの幕開けです。初戦はなみなみならぬやる気に満ち溢れてリバプールに向かって来ることが予想されますので、油断ならない相手と言えるでしょう。
では私のリバプールの予想スタメンを発表します。
GK アリソン
DF クライン、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン
FW サラー、フィルミーノ、マネ
ヘンダーソンがW杯の影響で遅れて合流したので微妙な部分ですが、ファビーニョの体調が優れないという情報がありますし、プレシーズンのトリノ戦では途中出場をしていましたのでなんとか出場してくれそうな気がしています。でもシーズンは長いので、無理はさせられないという判断であれば今回はワイナルドゥムを使う事も考えられます。
いずれにしてもやはりシーズン初戦は勝ってほしい。既に試合を終えたマンチェスターユナイテッドやチェルシー、トッテナムというBIG6の競合チームは勝ち点3をしっかりと押さえただけにリバプールもそれに続きたいものです。
最強3トップは今季も輝いてくれるのか?新加入の選手たちはどうなのか?
期待は高まるばかりですが、まずは初戦を楽しみに見させてもらいます!
プレミアリーグ18-19シーズン開幕!!
マンU勝ちましたね...
リバプールファンとしてはレスターを応援してましたが、アディッショナルタイムにバーディーの一点が入ってからは期待、期待!の二分間。
最後のコーナーキックではレスターGKシュマイケルに合わせて、力の無いヘディングで試合終了...結果は2-1。
終わってみればモウリーニョは開幕節18戦負け無しという結果...やはりモウリーニョは固い。(色んな意味で)
でもまだまだシーズンが開幕したばかり。リバプールの開幕もこれからです!他のチームの結果を気にしてる場合でもありません。
さて、今年のリバプールは大型補強を敢行した年でした。ナビケイタ、ファビーニョ、シャキリ、アリソン...という期待できる面々。
選手層が薄いことが長年結果に響いていただけに、今回の補強は十分にタイトルが狙える年であると期待してしまいます。私としてはリーグ戦のタイトルを取ってほしい...
特にGKが弱点であったリバプールとしてはアリソンの加入はこれ以上無い選択で、シーズン通して勝点を10以上稼ぐことが期待出来る補強だと思っています。
屈強なFW陣がゾロゾロいるプレミアリーグではもしかしたら最初は苦労するかもしれませんが、同じブラジル人のフイルミーノと新加入のファビーニョが精神的にもフォローになり、すぐに慣れてくれると信じています。
また、マネ、フイルミーノ、サラーのスリートップは世界で最も優れた攻撃陣であると昨シーズンはチャンピオンズリーグの舞台でも証明されましたが、もし三人のうちの誰かが怪我をした時は替えの選手がいない!というのが課題でした。
そんな懸念材料を払拭してくれそうなのがシャキリです。ストークでも、ロシアW杯時のスイス代表でも一際目立つ存在感を放っていましたが、高いクオリティを持ったシャキリの加入はスリートップのバックアッパーとしては持ってこいの選手だと思います。
あとはリバプールの選手として必須条件である前線からのプレッシャーをどれくらいのレベルでかけてくれる選手なのか...。そこだけが未知数です。
ただ、プレシーズンでは前線から「これがリバプールだろ」と言わんばかりのプレッシャーを前線からかけてくれていましたので、おそらくやってくれるでしょう。
あとはそのプレシーズンで躍動していたナビケイタとモナコで絶対的な地位を築いていたファビーニョの加入は中盤の質を更に高める存在になるはず。
開幕戦はどんなスタメンになるでしょう。スリートップは不動の3人で決まりだとして、中盤の構成はどうでしょうか。
遅れて合流したヘンダーソンは使うのか?怪我をしたミルナーは?それとも新加入期待のファビーニョとナビケイタを早速使ってみるのか。クロップ采配が注目されます。
早く試合が観たい。まずは開幕戦。今年のリバプールは必ずやってくれるはずです!